勉強法に入る前に岳伸塾での、「暗記術」と「記憶術」の定義を明確にしておこうと思います。
人によって「暗記法」、「暗記術」、「記憶法」、「記憶術」など呼び方がそれぞれ違います。また、暗記術(法)と記憶術(法)の明確な基準がありませんので、著者の好きなように命名しているようです。
僕は何かを覚える方法は大きく2種類に分けられると考えています。その基準は「関連付け」があるかないかで区別します。この関連付けのことをリンクと呼んだり、「繋げる」とも表現したりします。
暗記術(法)は漢字からも分かるように暗記は「暗(やみくも)に記憶する」(当て字ですが・・・)と書きます。つまり、覚えたい情報を他の記憶と結びつけたり、整理したりせずに、その情報を単独で覚えるのです。
一方、記憶術はその反対です。他の記憶と結びつけたり、記憶を整理したり、音や連続性などとも関連付けして覚えていきます。
記憶の仕方が全く違うので、記憶の取り出し方が変わってきます。どちらで覚えるかによってメリットとデメリットも存在するため、名前で区別しないわけにはいきません。ですので、しっかりと違いを理解してください。「暗記術」で覚えるのか「記憶術」で覚える方が良いのか、それは臨機応変に判断できるようにならなければなりません。
例えば「九九」を例に挙げましょう。
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