多くの場合、「勉強が出来ない子」は両親の協力が絶対に必須です。
簡単に言うと「勉強ができる子は勉強ができる性格」ですし、「勉強が出来ない子は勉強が出来ない性格」をしているのです。
例えば、「あなたは文章題を見た時、どのような行動をするでしょうか？」
真面目な子どもなら、普通に読んで解くのはもちろん、より効率的な解答を模索します。例え、難しい問題だったとしても問題文をしっかりと読んで理解しようとしますし、問題を何とか解こうと試行錯誤して考えます。
それに対して、不真面目な子どもは文章題を見た瞬間に問題を飛ばしたり、初めからどうせ解けないと思い答えを写そうとします。これが積み重なるとだんだん分からない問題が増えてきて、そのうちに取り返しのつかないほど分からない問題だらけになってきます。
「文章題を見た時にどんな行動をしますか？」と言うたった一つの「問い」に対して間違った行動を行うだけで大きな差が生まれます。
多くの場合、「勉強が出来ない子」は両親の協力が絶対に必須です。
簡単に言うと「勉強ができる子は勉強ができる性格」ですし、「勉強が出来ない子は勉強が出来ない性格」をしているのです。
例えば、「あなたは文章題を見た時、どのような行動をするでしょうか？」
真面目な子どもなら、普通に読んで解くのはもちろん、より効率的な解答を模索します。例え、難しい問題だったとしても問題文をしっかりと読んで理解しようとしますし、問題を何とか解こうと試行錯誤して考えます。
それに対して、不真面目な子どもは文章題を見た瞬間に問題を飛ばしたり、初めからどうせ解けないと思い答えを写そうとします。これが積み重なるとだんだん分からない問題が増えてきて、そのうちに取り返しのつかないほど分からない問題だらけになってきます。
「文章題を見た時にどんな行動をしますか？」と言うたった一つの「問い」に対して間違った行動を行うだけで大きな差が生まれます。
人間は日々の生活でどんな行動をするのか常に多くの「選択」を迫られています。
優秀な子どもは自らの意志で優れた「選択」を行い「行動」し、それが「日々の習慣」となります。その「習慣」が「人格」を作り「性格」となります。
「勉強が出来る性格」を持っている人は多少、非効率な勉強法だったとしても大抵の場合、勉強がそこそこ出来るのです。
つまり、勉強が出来ない子は「勉強が出来ない性格」を持っていることが大半です。そういう良くない習慣を続け日常生活を送っています。それを積み重ねているわけです。
「性格」が原因の場合では塾に丸投げして勉強が出来るようになることを期待してもほとんどの場合、難しいです。
塾の時間は学校の１０分の１程度。勉強を教えてなおかつ「性格」までを変えるような指導をする余裕はありません。たった１人の子どもの性格を変える事すらも大変だとよく知っているはずです。さらに塾では多くの生徒たちがいます。週２回２時間程度の時間で１人の生徒のためにそれほどの時間を費やすわけにはいきません。また、「性格」を変えるほどの行き過ぎた指導を行えば多くの場合トラブルを招いてしまいます。
「性格」を変えるためには良い「習慣」を作ることから始める必要があります。
それも、無理やりさせるのではなく自らの意志で行うものでなければいけません。
自分の意志で選び、行動して習慣化する仕組み作りはマスタースタディメソッドの第四章「セルフマネジメント」で学びます。
【補足】母の狂気。鬼のお母さん。
一度、「性格」が形成してしまうとそれを変えることは非常に難しくなります。
それは今までの生きてきた周りの環境や子育てが招いた結果です。当然、子ども本人の性格もあるでしょう。
しかし、歳を重ねれば重ねるほど、手遅れになってしまいます。悪い習慣を重なっていき、変化させることはより困難を極めるのです。
だからこそ、今すぐにでも変えようとするしかないのです。
要約して話すと、
主人公の男の子が１０歳（小４）くらいの時、優しかったお母さんは突然、鬼になります。
ナスビを１００円で売らせるのです。両親は団地の前に車を停めて、待っています。
しかし、最初の頃はナスビは一つも売れません。
毎日毎日、知らない団地に連れていかれて、ナスビを売らされます。それでも売れません。
しかし、次第にナスビが売れるようになって、お金を稼ぐことの大変さや面白さも分かっていきます。
そんなある日、お母さんは病気で倒れます。白血病だったのです。主人公が１４歳（中２）の時にお母さんは白血病で死んでしまいます。
お母さんが死んでお父さんは言います。「おまえがナスビを売っている時、あいつはいつも車の中でないとったんぞ」
お母さんは自分がちかいうちに死ぬとわかっていて心を鬼にして僕に生きる方法を教えてくれたのです。
ほんの一部の内容ですが、何度見返しても感動して涙が出る絵本です。
塾にも飾っていますし、表紙を見るたびにこんな感動するような教育が出来たらと思わずにはいられません。
生徒の親御さんに見せようと５~６冊くらい本を買いましたが、強制的にみせるようなことは出来ず、一冊も渡せずに自宅に眠っています。
それくらい、みんなに見てほしい本です。
子どもが可愛いですし、いくら子どものためとはいえ、なかなかここまで厳しい教育は出来るものではありません。
しかし、あなたも同じように余命宣告をされて、本当に子どもの将来を心配であれば、あなたならどうするでしょうか？
今のままの教育をするでしょうか？もし、同じように「鬼になって何としてでも子どもを変えてあげたい」と思うのなら、その行動が正しい答えのはずです。
今はまだ、子どもを養えるから大丈夫。どこかでそんな気持ちがあって余裕を感じているのです。
あなたに余裕があって危機感がないのであれば、子どもも同じように将来に対する不安も危機感も感じていないでしょう。
あなたが養ってくれるから大丈夫だと思っているはずです。
実際はいつ大きな病気をするか分かりませんし、事故に遭うかもしれません。何があるか分からないのが今の世の中です。そんな時、誰かが助けてくれるでしょうか？
これを読んで、感動して猛烈に自分に出来ることはないだろうか・・・と思ったのですが、当然、赤の他人である塾長ごときが子どもの生き方を変えるなんて越権行為だと思います。しかし、何とか出来ないものかと考える日々です。本を紹介して、１人でも多くの親御さんに読んでもらうくらいしか出来ないです。
現在（2,021年12月）放送されている「２月の勝者」を見ていますか？主人公の黒木は「合格に必要なのは父親の『経済力』と母親の『狂気』」と耳を疑うようなセリフを言うのです。「母親の狂気」・・・ちょっと凄い表現ですが、本当に「勉強が出来ない性格」を変えるためにはそれくらいのパワーが必要なのだと思います。それを他人に求めても、大きなトラブルを起こしてしまいかねません。
言うことを聞かない。言い返す。反抗する。私語をして塾の経営の邪魔をする。他人の生徒に迷惑をかける・・・。
はっきり言っていろんな子がいます。言っても聞かないなら親ならどうするでしょうか？
口で言って変わる子ならどれだけ教育が楽でしょうか・・・。その上、現代の日本では手が出せません。
そんな状況で、「性格」が変わるくらい厳しい指導など出来るはずもありません。
本当に子どものことを変えたいなら親が変わるべきです。鬼になるしかありません。本気で子どもに向き合うしかありません。
僕が提案する子どもの教育の方法は第三章「天才たちの思考術と行動原則」や第四章「セルフマネジメント」でお話しします。
僕が塾の経営で気づいたのは、優秀な子どもたちは「怒られ慣れていない」ということです。
「怒ること」「厳しさ」も大切ですが実は諸刃の刃になるのです。
怒らずに正しい行動をさせる子どもを信じて「ほったらかし教育法」を出来るだけ早い段階で行ってください。
子どもが「怒られ慣れてしまったら」もう終わりだと思ってください。他人から怒られても何とも思わず、怒られることが当たり前になり、自分のやりたいように我がままになります。そういう子はそれ以上に恐い教育者が必要になってしまいます。教育者が限定されてしまうのです。もう一度言いますが、恐怖で抑え込むことは諸刃の刃なのです。
対策は第四章「セルフマネジメント」の「誓約の力」を利用して、自らの意思で正しい行動をする仕組み作りを紹介します。
うちの子は「性格」を何とかして変えなきゃいけないと感じたのであれば、是非、チャレンジしてください。うまく機能すれば「ほったらかし」なのでとても楽な教育が出来るようになります。
