前回の九九を覚えてはいけない理由で、補足の部分で「量が増える」という話をほんの少しだけしました。
量の増え方はリンクを作らない暗記術と比べると2倍や3倍というのはざらで10倍以上になる場合も当たり前のようにあります。
今回はそんな記憶術の致命的な欠点である「量」についてお話していきます。
この記憶術における量の問題は「語呂合わせ」では深刻な問題を引き起こします。
歴史の年号を覚えるために、「ゴロ合わせ」を利用するのは音(リズム)やストーリー、イメージも関連付けることが出来るため、非常に強力な記憶術となります。しかし、平安京の遷都を覚えるのに「なくようぐいすへいあんきょう」と794の3つの数字を覚えるためだけに14文字の情報を無駄に覚えなければなりませんj。
意味の無いウグイスまで登場していますが、テストで出題されるようなもっと重要な人物や平安京のイメージが連想される形で入っているといいのですが、この語呂合わせは記憶術初心者が大量に作ったのではないかというくらい杜撰な作りになっています。入試で点数を取るために作られたというよりもダジャレで覚えているだけですね。
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