「復習のタイミングは結局のところ、どれくらいがベストなのでしょうか?」
エビングハウスの実験では1日おきに3回復習をした結果ですので、それ以上のことはわかりません。その後はどれくらいの間隔を開けて分散学習を行うべきかは推測するしかありません。
前回の動画でエビングハウスの忘却曲線から分かる反復学習の最適な「タイミング」について僕なりの見解を伝えましたので、まずはそれを振り返ろうと思います。
- 覚えた直後に復習する。(忘却が最も激しいので、何回転も復習をする)
- 覚えた日に数回、簡単に復習をする。
- 覚えてから3日間は毎日復習をする。(ここまでは必ず乗り切る)
- あとは、間隔を空けて、数週間後、数ヵ月後、自分のタイミングでの復習を・・・。
毎日3日間の学習することで1ヶ月後の節約率が90%程度あるので、この3日間毎日学習をするというのが最も大変で重要なタイミングです。あとは節約率が大幅に低下をする前に、復習をするべきなのですが、エビングハウスの忘却曲線を見てみると1週間後の節約率が92%前後、1か月後の節約率が85%前後ですのである程度、負荷も必要ですので完全に忘れる前に1か月以内には自分のタイミングで復習をするべきです。どれくらいの期間、記憶を保持できるかは理解度によっても違い、個人差もありますので自分自身で最適なタイミングを模索しなければなりません。
前回の重要部分の振り返りは以上ですが、今回は、多くの書籍で分散学習の最適なタイミングについて書かれていましたので紹介したいと思います。
「復習のタイミングは結局のところ、どれくらいがベストなのでしょうか?」
エビングハウスの実験では1日おきに3回復習をした結果ですので、それ以上のことはわかりません。その後はどれくらいの間隔を開けて分散学習を行うべきかは推測するしかありません。
前回の動画でエビングハウスの忘却曲線から分かる反復学習の最適な「タイミング」について僕なりの見解を伝えましたので、まずはそれを振り返ろうと思います。
- 覚えた直後に復習する。(忘却が最も激しいので、何回転も復習をする)
- 覚えた日に数回、簡単に復習をする。
- 覚えてから3日間は毎日復習をする。(ここまでは必ず乗り切る)
- あとは、間隔を空けて、数週間後、数ヵ月後、自分のタイミングでの復習を・・・。
毎日3日間の学習することで1ヶ月後の節約率が90%程度あるので、この3日間毎日学習をするというのが最も大変で重要なタイミングです。あとは節約率が大幅に低下をする前に、復習をするべきなのですが、エビングハウスの忘却曲線を見てみると1週間後の節約率が92%前後、1か月後の節約率が85%前後です。ある程度、負荷も必要ですので完全に忘れる前に1か月以内には自分のタイミングで復習をするべきです。どれくらいの期間、記憶を保持できるかは理解度によっても違い、個人差もありますので自分自身で最適なタイミングを模索しなければなりません。
前回の重要部分の振り返りは以上ですが、今回は、多くの書籍で分散学習の最適なタイミングについて書かれていましたので紹介したいと思います。
脳科学の著書で最もおすすめの本である「脳が認める勉強法」ではピョートル・ウォズニアックが開発した分散学習のソフトウェアである「スーパーメモ」というのを紹介しています。要約すると、以下の通りになります。
「スーパーメモ」はフラッシュカードとカレンダー機能がついていて、初めて単語を勉強した日を記録し、ウォズニアックが見つけた最適な間隔でその単語を表示するというものです。スーパーメモで、利用した間隔は、最初に勉強した1、2日後に復習し、その次は1週間後、その次は1か月後に復習に復習するのが最適だ。1か月を過ぎると、復習する間隔はさらに長くなる。
また、テストをする最高のタイミングはいつか?というページで次のように書かれています。
テストを受けるまでの時間(1日、2日、1週間)に注目してもらいたい。この期間こそまさに、スピッツァーが見つけた記憶の保持にもっとも役に立つものだ。ゲイツとスピッツァーの実験から、バラードの実験に協力した子どもたちのテスト結果がどんどん良くなったのは、奇跡でも何でもなく、その前に受けたテストが勉強時間となったからだと実証されたのである。
【補足】東大流 頭が良くなる記憶法
勉強法の書籍の中で最もお気に入りの1つなのが「偏差値93、東大理Ⅲ合格、1000人以上の指導経験」のある東大家庭教師の吉永賢一さんの書籍です。僕はおそらくほぼ全ての書籍を持っているのですが、その中の1冊である「東大流 頭が良くなる記憶法」の中に学習タイミングに触れているところがあります。「いつ復習するか」を書くという題のところで次のように書かれています。
覚えたことには、かならず「日付」を入れるようにしましょう。日付は、覚えた日付と、もうひとつ、復習した日付です。
・・・中略
1日後の復習をしたあとには「3日後」の日付を入れ、1週間後に復習したあとには「2週間後」の日付を入れるという具合です。
・・・中略
復習するときには、「今日」「前日」「3日前」「1週間前」「1カ月前」「3カ月前」「半年前」「1年前」「2年前」「3年前」とノートを遡りながら、復習していきます。