学習の基本は短期記憶を繰り返し、長期記憶へ移行させることです。
今回は、その反復学習に大切な「タイミング」について学びます。
下のグラフは忘却曲線と呼ばれるものです。「エビングハウスの忘却曲線」は記憶や勉強法に関連する著書の多くで紹介されるほど有名なもので、効率的な反復のタイミングのヒントに利用されています。(2つのグラフの内、上のグラフがオリジナルのもので、下のものはエビングハウスの忘却曲線をもとに岳伸塾が作成したものです。)
このグラフを読み取るのに節約率の理解が必要です。節約率とはその名の通り、再度、覚えるのに節約できる割合の事です。人は一度記憶したものを20分後には約半分の時間で覚えなおすことが出来るという意味です。どれだけ、記憶を保持しているかという意味ではありません。
忘却曲線から学べる重要なことは以下の3つです。今はこれだけを頭に入れてください。
- 「記憶した直後、ものすごいスピードで忘却が起こる」
- 「節約率は20%程度まで急下降するが、以降は忘却のスピードが緩やかになる」
- 「3回(1日ごとに)、覚えなおすと忘却のスピードはかなり緩やかになる」(分散学習の必要性)
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