(※「100倍速学習が可能なことを理解する」ことは非常に重要なためいきなりで申し訳ありませんが、長めの動画になることをご了承ください。)
塾の経営を通して多くの勉強法を試してきましたが、「教材を増やさない」という考えだけで成績が大きく改善する子は稀で才能がある子です。これだけで、塾の生徒たちが次々に成績が上がっていたら苦労しませんが、当然そんなにあまくありません。今回は「100倍速」の絶対に乗り越えなければならないジレンマについてお話ししたいと思います。
そのジレンマとは「常に100倍速で学習が行える訳ではない」ということです。
超高速で学習が出来るのはしっかりと理解して何回転も復習した問題だけなのです。しかも、テクニックを使ったり集中した状態でなければ、100倍速などの速度が出ることはありません。
ここで、次のように考える人たちが必ずいるはずです。
「出来る問題を100倍速になるまで繰り返しても意味がないじゃないか・・・。」
「出来ない問題に時間がかかりすぎるんだ・・・。出来る問題が速くなっても・・・。」
と思う人がいるかもしれません。
確かにそのように考えるのも分かります。だからこそ、同じ問題や同じ問題集を何周も行わない人が大勢いるのです。
そして、非効率な勉強を繰り返すのです。
だからこそ、このジレンマから、抜け出さなければなりません。
「100倍速」以上の学習が出来る問題があるというのは紛れもない事実であって、そのような超高速な学習をどのように戦略的に増やしていくかを考えることが重要になります。
【補足】
この「倍速の教材を作る」という考え方に近い、おすすめ書籍を紹介したいと思います。
「E判定からの限界突破勉強法」 監修:南極流宗家 著:柏村真至、武田康、村田明彦
この勉強法は東大や京大の卒業者はもちろん、伝説の合格請負人である南極青年も同様の考え方をもっています。南極青年とは英語、数学、国語、物理、化学、生物、日本史、世界史、地理、倫理、政経の全ての科目で、全国模試1位を獲得した伝説の人物です。
「限界突破勉強法」の中で次のような一文があります。
具体的に言うと、効率的な受験勉強とは、むやみに丸暗記するのではなく、入試問題をただ解きまくるのではありません。「これならできそうだ」と思える薄っぺらい問題集を5回、6回と繰り返し、2か月、3ケ月の間、ひたすら反復練習するのです。
この書籍に興味のある方はこちらから購入できます。
(※「100倍速学習が可能なことを理解する」ことは非常に重要なためいきなりで申し訳ありませんが、長めの動画になることをご了承ください。)
塾の経営を通して多くの勉強法を試してきましたが、「教材を増やさない」という考えだけで成績が大きく改善する子は稀で才能がある子です。これだけで、塾の生徒たちが次々に成績が上がっていたら苦労しませんが、当然そんなにあまくありません。今回は「100倍速」の絶対に乗り越えなければならないジレンマについてお話ししたいと思います。
まず、重要なことは「常に100倍速で学習が行える訳ではない」ということです。
超高速で学習が出来るのはしっかりと理解して何回転も復習した問題だけなのです。しかも、テクニックを使ったり集中した状態でなければ、100倍速などの速度が出ることはありません。
ここで、次のように考える人たちが必ずいるはずです。
「出来る問題を100倍速になるまで繰り返しても意味がないじゃないか・・・。」
「出来ない問題に時間がかかりすぎるんだ・・・。出来る問題が速くなっても・・・。」
と思う人がいるかもしれません。これが乗り越えなければならない、ジレンマです。
確かにそのように考えるのも分かります。だからこそ、同じ問題や同じ問題集を何周も行わない人が大勢いるのです。そして、非効率な勉強を繰り返すことになります。
だからこそ、このジレンマから、抜け出さなければなりません。
「100倍速」以上の学習が出来る問題があるというのは紛れもない事実であって、そのような超高速な学習をどのように戦略的に増やしていくかを考えることが重要になります。
(グラフを使って説明)
このグラフを見てください。
誰もが新しい分野を学ぶとき、どんな天才であっても基礎的な知識が無ければ考えることすら出来ません。最初は人や本から知識を学ぶ必要があります。学校や塾の授業を思い浮かべてほしいのですが、大体、一つの問題や解き方を学ぶのに1時間や2時間かかります。ところがその授業を理解して、何度も復習をし慣れてくると1問を2~3分で解けるようになります。さらに回転を行ったりテクニックを駆使すれば、問題の解き方を閃いて答えまで出すまでもなく「秒」で終わるようになり、そして、最終的には問題を見て解くまでもないと飛ばすようになります。
1~2時間が2~3分になり、「秒」になり、最終的には0(無視)できるようになる。回転を続けていけば、物凄いスピードになっていることが分かると思います。
しかも、ここまで回転を続けた問題に関しては、人間は長期的な記憶として残るようになります。そういう問題が1つ1つ増えていくのです。
どんな問題においてもこのようなグラフになるのが理想です。
一方で「復習をしなければどうなるでしょうか?」「理解していなければどうなるでしょうか?」
次のグラフを見てください。
問題の解き方を忘れてしまえば、もう一度解き方を教えなければなりません。理解していなければ最悪の場合、もう一度最初から1~2時間で学んだ学習をもう一度しなければならなくなります。いつも復習しないため、この一番非効率な学習を何度も何度も繰り返すのです。特に数学や英語など積み重ねの教科では、どこかの授業で躓き分からなくなれば、毎回の授業が分からない状態になり、全てが最悪の効率の勉強になってしまうのです。
どんな問題も一番最初に学ぶときが大変です。最も苦労するところなのです。しかし、復習をしなければ、忘れて同じような苦労をもう一度繰り返すことにないります。それでも復習しないため、勉強が出来ない子達は最も非効率できつい勉強ばかりを繰り返すことになるのです。そして、苦労したのにも関わらず復習が足りないため忘れてしまいます。
回転を重ねるだけでどれだけの差があるか理解してもらえたでしょうか?
しかも、優秀な子どもたちは、非効率な勉強法は行わず様々なテクニックを駆使します。多くのテクニックは知らないにしても長年、勉強してきた経験からより効率的な学習になるよう改善を重ねていくのです。さらに「理解が重要な問題かどうか」「単に暗記するべき問題かどうか」「復習のタイミング」、「答えまで出すかどうか」、「簡単すぎて問題を無視すべきか」など的確な判断を日常的に行っています。勉強の天才たちが行っている手法や思考、行動は一言で表せるほど簡単ではありません。このマスタースタディメソッドが100タイトル以上あるのはそのためです。
正直にいうと、5倍速でも10倍速でも100倍速でも1000倍速でも良かったのです。1問を解く瞬間的な速さを考えれば、実際にそれくらいの差があることが事実です。100倍速学習にしたのは、非効率な勉強法でどれだけ努力を重ねても絶対に天才たちには勝てないということを十分に認識してもらう必要があると考えたからなのです。
たった一つの勉強法を学ぶだけでも勉強が出来る人と出来ない人とでは天と地ほどの差があるのだと感じた人もいるのではないでしょうか?今すぐに学習方法を変えなければ、あまりにも大きな差が積み重なってしまうのです。
毎日3分間の動画学習を続け、天才たちの手法や思考、行動を真似して習慣化できるようになりましょう。
【補足 答えだけを覚える問題について】
「倍速の教材」を作る上で「答えだけを覚える」という問題もあります。そのことに関しては第一章「記憶」の「記憶術」の時に解説したいと思います。
「教材を何冊もするよりも1冊を何度も繰り返し極める」という勉強法を進めている勉強法の本でおすすめ書籍を紹介したいと思います。※100冊以上の本をずいぶん前に読んだので、どの書籍に書かれていたか忘れてしまいました。一番多かったのだけは記憶しています。また、再度、勉強法の本を読んだ際に見つけたら追加します。
【補足 「参考書マニア」になって、一つも研究できない】
「伝説の入江塾は、何を教えたか」より一部抜粋。
生徒が自分勝手に参考書をあさり出すくせがつくと、次から次へと、新しい参考書が欲しくなり、いわゆる「参考書マニア」になって、どれ一つ、落ちついて研究できなくなってしまうからである。
【補足 薄っぺらい問題集を5回、6回と繰り返し、2か月、3ケ月の間、ひたすら反復練習】
「E判定からの限界突破勉強法」 監修:南極流宗家 著:柏村真至、武田康、村田明彦
この勉強法は東大や京大の卒業者はもちろん、伝説の合格請負人である南極青年も同様の考え方をもっています。南極青年とは英語、数学、国語、物理、化学、生物、日本史、世界史、地理、倫理、政経の全ての科目で、全国模試1位を獲得した伝説の人物です。
「限界突破勉強法」の中で次のような一文があります。
具体的に言うと、効率的な受験勉強とは、むやみに丸暗記するのではなく、入試問題をただ解きまくるのではありません。「これならできそうだ」と思える薄っぺらい問題集を5回、6回と繰り返し、2か月、3ケ月の間、ひたすら反復練習するのです。
この書籍に興味のある方はこちらから購入できます。