ライトナーシステムはドイツの科学記者セバスチャン・ライトナー(Sebastian Leitner)がエビングハウスの忘却曲線を元に考案された単語暗記法です。
まずは本家のライトナーシステムを紹介したいと思います。この学習法では単語帳と学習タイミングの違う5つのA~Eの箱を用意します。それらの箱の学習タイミングはそれぞれ、
- A:毎日
- B:3日後
- C:1週間後
- D:2週間後
- E:1か月後
最初は単語帳の中のカードをすべてAの箱に入れます。Aの中のカードを取り出し、その問題が解けたらBの箱に移します。解けなけばAの箱のままです。Bの箱にあるカードを取り出して、その問題が解ければ、Cの箱に入れます。解けなければ、Aの箱に戻して最初からとなります。B以降の箱の場合はBと同様の方法で行います。
このライトナーシステムなら単語帳に問題を書けばどんな教科でも利用することが出来ます。
ライトナーシステムはドイツの科学記者セバスチャン・ライトナー(Sebastian Leitner)がエビングハウスの忘却曲線を元に考案された単語暗記法です。
まずは本家のライトナーシステムを紹介したいと思います。この学習法では単語帳と学習タイミングの違う5つのA~Eの箱を用意します。それらの箱の学習タイミングはそれぞれ、
- A:毎日
- B:3日後
- C:1週間後
- D:2週間後
- E:1か月後
最初は単語帳の中のカードをすべてAの箱に入れます。Aの中のカードを取り出し、その問題が解けたらBの箱に移します。解けなけばAの箱のままです。Bの箱にあるカードを取り出して、その問題が解ければ、Cの箱に入れます。解けなければ、Aの箱に戻して最初からとなります。B以降の箱の場合はBと同様の方法で行います。
このライトナーシステムなら単語帳に問題を書けばどんな教科でも利用することが出来ます。また、出来る問題は反復回数が少なく、苦手な問題は何度も解けるようになるまで行うため、できない問題のもれがなく最適な学習タイミングで学習することが出来るのです。
しかし、問題がないわけではありません。5つの箱というのがネックなのです。5つの箱を用意するとなるとそれなりの場所を取られるため、常時、箱を置いておくのは難しいのです。そのため、ライトナーシステムで学習するために、毎回用意しなけばなりません。また、持ち運びも不便です。そのため、継続化が意外と難しいのです。
そこで岳伸塾でやっているライトナーシステムの簡易版を紹介したいと思います。
ダイソーに売っているこの300円の箱を用意します。これは、サイズを自由に変えられるため、単語帳が入るサイズにセットします。1教科につき3個の箱しかなく、学習タイミングはそれぞれ、
- A:毎日
- C:1週間後
- E:1か月後
となります。やり方は、ライトナーシステムと同じになります。これの良いところは持ち運びが便利な点と3教科(または3分野)を一つの入れ物で賄える点です。場所もそれほど取らず、ふたを閉めれば複数、重ねて置くこともできます。
このライトナーシステムは非常に効率的な学習を支援してくれる方法ですが、「習慣化」に持ち込むことが難しいという問題もあります。誰かにコーチングをやってもらったり、塾などで強制的させなければ、継続できない場合が多いでしょう。ですので、前回紹介した「スーパーメモ」のような学習タイミングを自動化するソフトがある場合はそれを積極的に取り入れ、ソフトが対応していない教科や資格などではこのようなアナログの「ライトナーシステム」を活用してもらいたいと思います。
【補足】岳伸塾のWEBシステム開発
岳伸塾では教育のIT化に力を入れています。今後、岳伸塾では最適な学習タイミングを支援できるシステムをすべての教科において開発していく予定です。ウォズニアックの「スーパーメモ」のようなサービスが出来次第、メルマガでご連絡させていただきます。