勉強法をいきなり学ぶ前に、「記憶の性質」についてしっかりと理解しておかなくてはなりません。正しい勉強法を継続するためには、「今、行っている勉強法が間違いなく効率的である」と確信を持つことが大切です。その確信が弱かったりあいまいなものであれば、すぐに今まで通りのやり方に戻ってしまいます。まずは、記憶についてしっかりと学びましょう。
記憶には大きく「短期記憶」と「長期記憶」に分けることが出来ます。
人は何かを記憶しようとする時には通常、意識的に短期記憶を繰り返す事で長期記憶にしています。とても強い感情を伴わない限り、短期記憶を通り越して、長期記憶にする事は出来ません。つまり、短期記憶を使わずに学習する事は非常に困難なのです。
ところが、短期記憶は「覚えられる量が少ない」「すぐに忘れてしまう」という性質(デメリット)があります。
ここで、人間の短期記憶がどれくらいの量を覚えることが出来るのか、体験してみましょう。15秒で次の7桁の数字を覚えてください。
「7513493」
おそらく覚えることが出来たのではないでしょうか?では、次の10桁の数字を15秒で覚えてみましょう。
「8642598213」
・・・普通の人は覚えることが出来ないと思います。というのも、人間の短期記憶の限界は規則性の無い数字であれば7桁が限界だと言われているのです。
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