岳伸流暗記術で、最も大切なキーワードになるのが「高速回転」になります。
日本を代表する記憶のエキスパートである椋木修三先生の著書の中には「超高速勉強法」「図解 超高速勉強法―「速さ」は「努力」にまさる!」「マンガで身につく超高速勉強法」と題名がつけられた書籍がいくつもあります。
また、東京大学経済学部卒の宇都出雅巳先生は30年にわたり、記憶術と速読を実践研究し、脳科学や心理学、認知科学の知見も積極的に取り入れた独自の勉強法を確立。受験生・ビジネスマン向けの講座・個別指導を行うほか、企業研修や予備校講師の指導も行っています。先生の書籍には「1分スピード記憶勉強法」「英語は速く何度も繰り返せ!」などの書籍があります。また、宇都出雅巳 公式ホームページ「トレスペクト研究所」には先生の独自の学習法「高速大量回転法」が紹介されています。
私が強調したいキーワードを赤色にして目立たせていますが、共通するのはやはり「高速」と「回転」なのです。
記憶の強化のために「回転」が必要なのは誰もが経験していますので、特に取り上げる必要は無いでしょう。あえて取り上げるべきは「回転の高速化」だと考えています。
回転の速度を上げれば、復習の回数が単純に増えて記憶が強化されるというだけに留まりません。記憶の性質には「記憶した直後に急激な忘却が起こる」「時間経過によって忘却が進む」というものがあります。回転の速度が上がれば上がるほど、時間的制限の中で多くの情報をインプットできます。つまり、回転の範囲を広げることができます。また、回転の高速化によってアウトプットできる可能性が高くなります。一度、アウトプットしてしまえば、記憶の定着は飛躍的に上がるため、回転の速度が速ければ速いほど記憶が楽になるのです。
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