田川の塾|記憶と栄養学についての執筆|超効率的勉強法を追求する個別指導の岳伸塾(ガクシンジュク)」

記憶と栄養学についての執筆

今日の前進。一歩ずつ目標へ近づく。(塾の出来事、体験、ヒントなど)

塾で勉強を教えていると生徒間で記憶力に大きな差があることに気付く。同じように教えているにも関わらず、点数にも大きな差が表れる。
一体なぜなんだ?教えたとおりの勉強法をやっていない?自学のときに手を抜いてしまっている?・・・これといった答えが見出せないでいる。
才能や遺伝子と言ってしまえばそれまでだが、それでは何のために塾を経営してるのか分からない。この仕事を選んだ以上やはり、何が原因なのか全て
究明していくのが僕の使命だと思う。

これまで栄養学までは考えていなかったのだが、やはり一つの原因になるのではないかと思う。ニューロンやシナプス、脳の細胞もまた栄養、つまり僕たちが
食べたものから作られているのは間違いない。脳は生きていく上で最も重要な部分と考えられるので、栄養が多少不足しても、脳の栄養は優先的に回されるはずだ。
エベレストを目指す登山家が、登山後、末梢部分が黒くなっているのは、体の重要な部分を守るため体の中心部分の体温を上げるために末梢部分を犠牲にしていると考えられる。
しかし、一般人の人々はエベレストに比べれば随分あったかいところに住んでいるにも関わらず冷え症に悩まされている人もいる。触ったら分かるが、冷蔵庫で冷やしているのかと思うくらい手が凍り付いている。「末梢部分を犠牲にするの早くない?」
さらには夏にも関わらず冷え症に悩まされている人達もいる。冷え性の人達がエベレストになんか上ったら、すぐに末梢が腐ってしまうだろう。案外、人間は想像しているよりも完璧ではないのだ。本当に全ての人間が脳の栄養が優先的に回されているか
疑わしい。冷え性と同じく人によるのかも知れないし、訓練が必要なのかもしれない。

人間は一部のアミノ酸を作る事ができない。

人間はビタミンを作る事ができない。

人間は必要なミネラルを作る事ができない。

人間が作る事ができない栄養素を腸内細菌が食物を発酵させて作り出している。

さらには、

現代人は急速に食の欧米化が進み、栄養の吸収に体の進化が追いついていない可能性がある。

例えば、日本人は食物繊維を多くとってきたので、栄養の吸収に時間がかかり腸が長い。肉食を好む欧米人に比べれば胴長だ。日本の食文化に合わせて進化が起こったのだろう。
以前、日本人は牛乳を飲む習慣がなかったので、乳糖を分解する酵素ラクターゼが足りず、消化不良を起こし下痢を起こす人達がいる。乳糖不耐症という。
ヨーロッパではわかめが増えたことが問題になっている。ヨーロッパではわかめを食べる習慣がなく、わかめを消化できない。消化不良を起こすのだ。

これだけではない、

人間が生成する事が出来ない必要な栄養素の一部は腸内環境の微生物が作り出している。
日本人は、日本由来の発酵食品をたくさん食べてきた。

納豆、漬物、味噌、しょうゆ・・・。今の子供達はそれらを本当に食べているだろうか?

微生物しか作れないビタミンが存在し、人間は共存している。
発酵食品を取る事でこのビタミンを摂取することができ、さらには腸内環境もよくする。そうやって、日本人は生きてきたのだ。

ビタミンだけではない、記憶はミネラルにも依存している。

現代人は贅沢だ。食べ物が溢れすぎている。

ミネラルやビタミンなどの栄養が豊富な皮を捨てて、実(身)の部分だけを食べる。
魚、野菜、くだもの・・・。本当にしっかり全てを摂取しているだろうか?

日本人の主食であるお米も精米技術が進み、ミネラルが豊富なぬかの部分をほとんど全て取ってしまう。
玄米を食している家庭は一体どれくらいあるだろうか?

これでは炭水化物やたんぱく質ばかりとってしまう。

水も同じ。現代人は意識していなければ栄養が豊富な土のミネラルを多く含んだ水などは飲まない。
フィルターを通し、塩素で消毒された水道水をさらに浄水器でろ過して摂取する。本当に昔の人が摂取出来ていたミネラルを摂取できているのだろうか?

これだけの様々な要因がある、本当に栄養は完璧だろうか?

そもそも、人間が完璧でないという前提に立ったとき、栄養を摂っていても問題があるかもしれない。
なぜなら、脳の記憶部分に必要な栄養素が優先されない可能性があるからだ。

もし、バランスの良い完璧な栄養を摂取しているとする。
家族全員が同じ食事を取っていて問題ないと考えていても、もしかしたら、家族の中の一人だけ
栄養が不足しているかもしれない。

もしかしたら、胃や腸がうまく吸収できないかもしれない。

腸内環境が悪く、体内の微生物が食べ物を発酵させてビタミンを作り出せていないかもしれない。

いや、その前に本当に必要なビタミンやミネラルをしっかり摂れているだろうか?

あなたの子供がプロのアスリートだったら、食事のバランスや栄養も気にするかもしれない。
しかし、受験もまた、人生を大きく左右する大切なもの。僕が関わる事が出来ない部分ではあるが
両親が出来る最大の支援の一つとしてしっかりと意識してもらいたいと思う。

うまく説得できる言葉や文章構成をしっかり考えて伝えていきたいと思う。
これでもかと言うくらい、重要だと認識しなければ、
人は行動しないからだ。

今日の授業を振り返って。もっと塾を良くしていくにはどう改善していくべきか。

週に一回テストをするようにしたい。課題を与えられないと、自分の意志でなかなか出来ない。
金曜日に課題を出して、月曜日にテストという流れにしようと思う。

田川一の学習塾(目標達成)になるためのまとめ

記憶と栄養についての執筆も行う。良い本になりそうだ。