岳伸塾ではつきっきりチケット(1枚50分間700円)を購入することで、つきっきり1対2個別指導にも対応しています。しかし、このつきっきりチケットは、「質問を溜めておき、一気に聞きたい」という場合や「一部の苦手な範囲を徹底的に教えてもらいたい」場合に限って使うのが理想的な使い方です。
そのため、必要以上につきっきりチケットを利用する生徒には出来るだけチケットを使わないように促しています。塾としてはチケットの購入をしてくれた方が利益は出るのですが、生徒のことを考えると少しずつ自立していかなければならないからです。
うちの子はつきっきりの個別指導じゃないと・・・「勉強しない」「質問できない」「問題が解けない」「何をしてよいか分からない」など様々な理由で「つきっきり」の塾を希望しているのだと思いますが、本当にその状態から抜け出さないでいいのでしょうか?高い授業料を支払って「依存することが当たり前」という教育を受けさせ続けては危険です!!
学校では50分の授業が6コマ=300分(5時間)。1週間で5時間×5=25時間もの学習時間がありますが、塾は通常週に1~2時間程度と10倍以上の時間差があります。
そのため「塾で1を学び、効率的な方法を身に着けて2~10まで自分自身で学んでいく力」が必要なのです。 依存性が高くなり、先生がいないと勉強が出来ないという状況を今すぐにでも改善しなければなりません。
学校は塾の10倍以上の勉強時間があるので、全ての範囲を教えられないどころか、むしろほとんどの範囲を教えることは出来ません。教えもらえなかった範囲は出来ないでは問題があるのです。
つきっきりでなければ、学習が出来ないという依存の高い生徒は
「教えてくれるまで待っている」「分からないところがあっても自分から質問をしない」「授業が始まらないと何もしない」「指示が無ければ何もしない」「普段指示待ちだから、何を勉強するべきか、どこを勉強するべきか分からない」「勉強は教えてもらうのが当たり前」
たくさんの問題を抱えることになってしまいます。
勉強は自分一人だけでも出来るという経験を少しずつでも積み重ねていくべきです。
全ての教科の全ての範囲が難しいわけではありません。簡単な範囲は、少し教材を読んだり解説を読めば分かるものがほとんどです。何もかも全て先生に教えてもらうのではなく、まずは自分で考えてみて、それでも分からなければ解説を見て、分からなければ質問をすればいいのです。それが理想です。
最初からできなくても、いずれはそうなるように、導いていかなければなりません。
常に「つきっきりじゃないと学べない」という学習習慣は危険なのです。出来ないことが出来るようになることが人間としての成長です。「つきっきりじゃないと勉強できない」という大きな問題を解決せずに、お金で解決するようなことは避けるようにするべきです。
分からない時に友達や先生に聞けばたいてい教えてくれます。分からない時は自分から質問をするという習慣を身につけるだけで、高いお金を支払わなくてもマンツーマンで教えてもらえるのです。お金で解決することは、その機会を奪っているとも言えます。
ある生徒は学校や塾でほとんど教えてもらわなくても中学の間、学年トップを3年間維持しましたし、教えてもらうどころか中2から生徒兼先生までしながら、塾に通っていました。自分の事は自分でする「自立」を超えて、他人の事まで考えられるようになるのです。その後、この生徒は田川高校に主席合格を果たし、新入生代表挨拶を行いました。
ある生徒は「全ての教科、全ての範囲を教えてもらいたいわけではない」と言い、「どう学べば効率的なのか、様々な場面において考えられる力を身に着けたい」「岳伸塾はそれを学べる」と話していました。その生徒は、ほとんど塾に通わず、テスト前に分からないところだけ教えてもらうような通塾の仕方をしていました。その生徒は田川高校に合格しています。
ある生徒は小学5年生で中学3年までの数学計算を学び、中学生に教えていました。
ちなみに岳伸塾では、10人に1人程度の生徒しか「つきっきりチケット」を購入しません。このことから、ほとんどの子どもは自立して学習が出来ることが分かるかと思います。
「つきっきりではないと勉強(仕事)をしない・・・」このような教育を積み重ねて、将来、本当に通用するでしょうか?
さらに、
「教えてくれるまで待っている」「分からないところがあっても自分から質問をしない」「授業が始まらないと何もしない」「指示が無ければ何もしない」「普段指示待ちだから、何を勉強するべきか、どこを勉強するべきか分からない」「勉強は教えてもらうのが当たり前」こんなことでは、社会に出て活躍できるわけがありません。
先ほどの問題を社会進出した後の仕事に置き換えてみると、
「つきっきりではないと仕事をしない」「監視がなければ、仕事をしない」
「分からないところがあっても、上司や同僚に質問せずに、仕事をせずに止まったまま」
「指示がなければ仕事をしない。自分で考えて仕事をしない」
「自分で計画できない。何をするべきか、どのように行うべきか考えられない。言われた通りでなければ、行動できない」
「教えてもらった仕事だけをするのが当たり前」
将来、どんな社会人を目指して勉強をしているのですか?お金で必要以上の学習環境を与えて甘やかせて、勉強そのものが間違った経験を積ませるものになっていないでしょうか?
自立した社会人として活躍していくために、子どもの頃から「自立した学習者」になるよう育てていくべきなのです。