もし、動画学習を作るとして、下手な人をわざわざ選んで作りません。何しろ動画学習を作る手間は、通常の授業の3倍以上かかるからです。
それだけかかる理由は、企画を考えて用意して、録画して、編集してサイトにアップロードしてなどたくさんの工程を経なければならないからです。
やはり、ホワイトボードやいらない紙でパっと書いて教える方が何倍も楽です。
また、一度作れば、その塾の財産になります。何度も同じ問題を作る必要はありません。
個別指導では動画学習がなければ、同じ問題を同じ教え方でいろいろな生徒に、教えなければなりません。同じ作業をする無駄があるのです。
また、アルバイトの場合はどのように教えるかちょっとしたギャンブルになります。
本当に良いものを作れば、動画だけで理解してくれるため、動画を見た後でもう一度教えなおす必要はありません。反対に下手なものを作ればまた、やり直しです。
これらの理由から、動画学習を作るとしたら、その塾で最も教えることが上手な講師が作成するのは誰しもが分るでしょう。まぁ、許可が得られればですが。
また、その講師が高学歴であれば、ブランディング化して商品化も出来ます。
動画学習はその塾の総力の結晶なのです。
動画学習は一般的に、「インプット」の学習です。学習の「理解」をサポートするツールと言ってもいいでしょう。
動画を見るだけで勉強がいきなり出来るわけではありません。問題を解いて「実践」をこなす必要があります。この「アウトプット」の時に力が付くのです。
これは野球に例えると、メジャーリーガーのトップ選手が練習方法を世界一分かりやすく動画で教えてくれたとしても、動画を見ているだけでは野球がうまくならないのと同じです。
やはり、実際にその方法を実践して野球をしないと、野球は決してうまくならないのです。
どんなに良い動画学習を用意していても、使い方を間違ってしまえば、効果が激減してしまうのです。
動画学習、1つとってみても、正しい勉強のやり方があるのです。
これは、動画学習がインプットであることと、実践をしてアウトプットをしなければいけないことは基礎中の基礎です。
それでも、やはりダラダラと動画を見て勉強おしまいの子どもがいるのが現実です。
倍速にしたり、教科や分野によって飛ばして見るようなテクニックも駆使すれば何倍も高速に学習が出来るようになります。
今の世の中、必ず動画学習で学べる力をつけていくべきです。
塾で学ぶことで対面学習と併用し、かなり効率的な学習が出来るようになります。
オンライン授業は大きく2つに分けることができます。リアルで配信する「ライブ配信」と予め録画した動画を配信する「オンデマンド配信」です。
岳伸塾のオリジナル動画やスタディサプリなどは「オンデマンド配信」と呼ばれます。
オンデマンド配信のデメリットは、子どもに任せっぱなしにしてしまうと、1週間後には9割の子が見なくなる?と言われています。←雑誌で読んだのですが期間と確率は記憶が曖昧。資料を見つけたら、参照を追加します。
また、分からないところがあっても質問ができないのです。さらに、本当に理解しているのかということを指導者の目線で管理出来ない点も挙げられます。
「せっかく、塾に通わせているのに塾でスタディサプリなんてもったいない、動画学習なら家でも出来る」と考える方もいますが、その通りです。
動画学習は是非、家庭学習でやってください。
塾でスタディサプリを導入する理由は、「管理」と「テスト」、分からないところの「改善」です。
だからこそ、家庭学習で動画を利用して学習の質をあげ、塾で欠点を補うという利用の仕方が理想だと思います。
塾でのサポートを利用して、動画学習の効果を最大化するのです。
スタディサプリと言えば「英語のカリスマ関先生」というのが私のイメージなのですが、教科や分野ごとに動画の見方を変えることで、高速に学習が出来るようになります。
英語は学校の授業や教材から学べる以上の事を、動画で話すので、最初から最後まで視聴することをお勧めしています。
しかし、数学は教材の解説を見て理解できるときは、わざわざ動画を見るより圧倒的に学習が速いのです。
だからこそ、その判断が求められます。
また、解説を見ても分からない時は、動画の解説を見るのですが最初から最後まで見ません。優秀な子どもほど飛ばします。自分が理解できていないところだけを視聴するのです。
凄い生徒になれば、一気に飛ばして、解説動画の静止画を見てあっという間に理解してしまうのです。
30分の動画でも、このような学習をすることで勉強時間を3分の1の時間に抑えられたり、一気に飛ばして静止画で理解すれば1~2分で終わらせる子もいます。
このようなテクニックが使えるようになった現代はもはや、「一斉指導」の時代ではないと思っています。
勉強法を駆使すれば、圧倒的に動画学習を利用した個別指導の方が有利です。
一斉指導で、いつも周りの生徒たちよりも速く理解したり問題が解けたりする生徒は、動画学習を利用した個別指導も体験してみてください。
周りを気にせず、自分の持てる最大の速度でどんどん進んでいけます。
また、勉強法を学ぶことで更なるスピードアップも期待できるのです。
勉強が出来ない子は、必ず分かるところまで戻って学習をスタートさせる必要があります。
一斉指導に無理やり参加させても、理解するための知識が不足しているため、真面目に授業を受けてもほとんどの場合、意味がありません。
学校は基本的に一斉指導(天才レベルの優秀な子は個別指導と同じ環境を作りに行く。周りの子どもに合わせない。)ですし、塾まで一斉指導を選んでしまうと、授業以外のところで努力を行い周りの生徒たちに追いつかなければなりません。
集団のレベルに追いつかなければ、授業を理解することが出来ず参加できない欠点があります。
それにくらべて、個別指導ではトップクラスの人達に追いつかなくても、自分が分かるところまで自由に戻ることが出来ます。
動画学習を使えば、塾の時間外でも家庭学習で気軽に戻って学習を始められるのです。
一斉指導では勝手にどんどん進んでいってしまいますが、分かるまで何度も視聴が出来ます。
岳伸塾ではこれに加えて、勉強法を身につけて速度を上げていきますから、周りとは速度とは関係なく自分のペースで追いついていけるのです。
真面目な生徒ほど、能力が開花するでしょう。