田川の塾|六.恵まれた環境を与えられるのではなく、自ら理想の環境を作り出す|超効率的勉強法を追求する個別指導の岳伸塾(ガクシンジュク)」

六.恵まれた環境を与えられるのではなく、自ら理想の環境を作り出す

勉強で分からないところがあった場合、「勇気を持って自分から質問する」ことがとても重要だと前にも言いました。1対1の個別指導でつきっきりの聞きやすい環境を作ったおかげで「質問がしやすい」というのは、お金を出す消費者の目線としては良いかもしれません。しかし、これは一時的なものであることに気付いてほしいのです。学習塾で学ぶ時間というのは学校で学ぶ時間と比べると遥かに短いのです。高額な個別指導なら、なおさら多くの時間を割くことが出来ません。

「勇気を持って自分から質問」をすれば、自分の力で1対1で教えてもらえる環境を作り出すことが出来ます。その時に、指導者が学歴が低いからとか友達だからとか下級生だからとか言い訳をしていると、教えてもらえる指導者がどんどん少なくなってしまいます。1対1の個別指導などお金で贅沢な環境を与えることは、環境に贅沢になったり、自らで理想の環境を作り出す機会を奪ってしまう可能性があるのです。

僕は生徒が「分からなくて止まって何をして良いか分からない」という状況でない限り、どんなに余裕があっても横につきっきりになることはありません。その代わり「分からないところがあったら、先生に聞いて」といつも言うようにしています。生徒がそのように「行動を起こす」ようになることが大切だからです。それから、横につきっきりにならないのはある程度自立して勉強ができるとその生徒を信頼しているのです。

ここまでの、文章を読めば良い印象を与えるかもしれませんが、実際はただ横に付きっ切りにならないだけではありません。余裕があるときは時間がもったいないのでデスクワークをして、資料を作ったり別の仕事をしたりしているのです。生徒からすれば「僕の勉強を教えないで自分の事ばかりしている」と思う生徒もいるかもしれません。つまりは監視されていないのです。僕はこの「監視がない状態でも真面目に勉強に取り組むという姿勢」も身に着けてもらいたいのです。これが出来る理由は生徒たちが自立しているからに他なりません。自立していない生徒が入塾した場合には本人に任せられないので、その子をいつも気にしながら指導しています。

学校や家庭学習の間は当然、監視などありません。「監視がある状態でなければ勉強しない」というのであれば、それこそが問題なのです。また、社会に出て仕事をしたときに、上司が部下を「常に仕事をしているのか監視」をする会社はほぼありません。なぜなら、その上司にも仕事があるからです。僕は塾長なので、スタッフと違い仕事は山のようにあります。資料の作成を考えると無限の仕事ではないかと思うほどです。このホームページの更新や動画作成もやらなくてはなりません。個人経営なので広告や会計事務もしなければなりません。岳伸塾では、「勉強は社会へ出る準備」だと考えています。

必要以上に先生に依存しないように心掛けているのです。「生徒が自分から分からないところは分からないと言うだけ」で、生徒本人の自立を促す上に、塾の負担も減っているのです。その結果として、塾長は他の業務をすることが出来、より理想的な学習環境を整えるのに時間を割くことが出来ています。

「他の塾と比べてみてください。」

岳伸塾は個人経営の学習塾です。ホームページも業者に任せずに自作しています。さらに本格的にオリジナルの動画学習を作成したり、勉強法の公開をしたりしているのは地域の中で岳伸塾だけではないでしょうか?しかも、塾を立ち上げてまだ4年しか経っていない(2020年時点)のです。今は、より高い学習環境を作るために公立高校に特化して資料の作成を行いさらに進化を続けています。スタッフが少ないのにも関わらずこれだけのことが出来ているのは生徒達や親御様の協力関係があってのことなのです

そして、こんなに生徒達に任せているのにもかかわらず、今まで話してきたように実績も出ています。協力し合うことはお互いに「利」をもたらすのです。

恵まれた環境というのはお金を出せば簡単に与えることが出来ます。「高学歴のスタッフ」「1対1の個別指導」これらもとても魅力的で恵まれた環境だと思います。

岳伸塾はこの反対の環境であると言えるかもしれません。決して恵まれた環境ではありません。塾長は「高卒」、高学歴のスタッフもいますが「生徒」だったり「小学生」すらいるのです。そんな環境でも、生徒たちで協力し合って生徒たち本人で良い環境へと変えていっているのです。そういう精神や経験を積むことが大切だと考えています。

「協力し合う」というのは、生徒たちの勉強に対する考え方だけではなく親御様の考え方もまた大切になってきます。もし、誰かが「お金を払うのだから少しでも多く勉強を教えてもらいたい」と親御さんが考えていて、そのような思考を子供に与えてしまうと、その子は依存に陥ってしまいます。もし、その子に先生がつきっきりで教えたとしたらそれだけで、他の生徒を教える先生が減ってしまったり、いなくなったりしてしまいます。岳伸塾ではスタッフが多くありません。ですので、1人の生徒が先生を独占してしまうと、多くの生徒が「教えてもらいたいときに教えてもらえない」という事態を引き起こすのです。

依存が強くなれば「学校や友達よりも塾で教えてもらった方が分かりやすいから、塾で教えてもらおう」という考え方にも繋がります。学校や友達からの学ぶ機会を奪い、さらには塾への負担が増してしまいます。たった一人がこのような考えを持つだけで塾での学びの環境は大幅に悪化してしまいます。こういう子は1対1の個別指導(依存型)で勉強をするしかないでしょう。依存するなんて僕は絶対に薦めませんが・・・。

その考え方の反対が「協力」です。塾であればその協力が「自立」なのです。学ぶ場所は塾だけではないのです。塾に負担をかけないように生徒達みんなで協力をする思想をもてば、学校で分からなければ、学校の先生や友達に教えてもらうようになりますし、やり方を忘れて何度も何度も同じところを質問しないでいいように「復習」をするようになります。このようにすることで、いざ分からないところがあったときに、すぐに先生に教えてもらうことが出来るのです。短い時間かもしれませんが、本当に必要な時だけ1対1で教えてもらえます。一人一人の協力的な思考と行動によって塾だけでなく生徒自身にも良い環境を自らで作り出しているのです。

また「自立」のさらに上として自分だけではなく他人を「教える」ということまでやっています。何度も言っていますが岳伸塾では生徒が「先生」をしてくれています。そうするとさらに塾の負担は減り、「分からない時にすぐに教えてもらえるという環境」という面でさらに理想的な学習環境が生まれます。そして、塾側に余裕が出来れば出来るほど、資料を作成したりなど準備に時間をあてられるようになります。生徒一人一人の協力が塾をより良い環境へと変えていっているのです。そのおかげで、スタッフはほとんどの時間を資料の準備に使っているのです。塾長に生徒を教える余裕がなかった時にだけスタッフにも生徒の個別指導を手伝ってもらうという状態です。塾長だけでなくスタッフもとても余裕が出来るのです。また、塾の負担だけではなくて、割引をしてもらえ家庭の負担まで軽くすることが出来るというメリットまであるのです。

「お金を払うのだから少しでも多く勉強を教えてもらいたい」と考えるのは当然のことですが、それは塾への依存が強い考え方なのです。親御様がこのように塾への依存を当たり前になっているとそれは必ず子供にも影響します。そう考えるのではなく、「分からない時に教えてもらえる環境があれば十分」だと考えられるようにならなくてはなりません。それが岳伸塾に通っている生徒達の考え方なのです。

「塾へ通わせたい」と考えている親御様は「塾に頼りたい」わけでそれこそが「塾への依存」なのですが、塾に頼りすぎるのはよくありません。「何をどうしていいか分からない」という状況を抜けたら、徐々に「自立した学習者」になるよう育てていくべきです。だからこそ、その考えを伝えなければなりません

「お金を払うのだから少しでも多く勉強を教えてもらいたい」と考えている親や子供が集まっている塾。お互いに先生を取り合い、足を引っ張って「教えてもらいたいときには順番待ち」、その上、「学校で学んでこない」塾だから生徒は依存して当たり前という考えを持った人たちも大勢います。そういう環境の塾もありますし、そうなるように知らず知らずのうちに親御さんが教育している場合もあります。そういう環境で学ばせたいですか?

それとも、恵まれた環境ではないけれども「生徒達がみんなで協力し合って良い環境を作り出そう」とし自立を促す塾で学ばせたいですか?

どちらを選ぶかは親御様次第です。ただ、岳伸塾では依存しようと思っても十分な人数のスタッフはいません。自立するしかない塾なのです。だからこそ勉強に対する考え方・思考が重要なのです。