問われている事と勉強法がズレています|田川市の個別指導塾。超効率的勉強法を追求する岳伸塾

問われている事と勉強法がズレています

[2016年6月12日 12時32分]

歴史の年号を覚える時、誰もが大好きなゴロあわせも、記憶術の一種です。例えば、794年の平安京への遷都は「鳴くよウグイス平安京」と覚えます。これは、音(リズム)への関連付けと数字を「鳴くよ」とイメージ化しやすくする変換が使われています。さすが記憶術、何十年経っても忘れる気がしません。

ただし、大きな問題があります。福岡県公立高校入試問題では過去10年を見ても、年号自体を問われる問題が出ていないのです。めちゃくちゃですよね・・・。それに、記憶術は関連付けが必要になりますので、無駄な情報もあわせて覚えなければなりません。平安時代にウグイスなんて登場しませんよね?ゴロあわせが少なければ問題ありませんが、これが大量になってくると、どれと関連付けたのか分からなくなりますし、関連付けそのものを忘れてしまう可能性もあります。そして、単純に覚える量が増えてしまいます。記憶術はしっかりとメリット、デメリットをしっかりと把握して使わないと、より苦労する事になりかねません。

では、「なぜ、年号を覚えるのか?」なのですが、これはおそらく歴史の流れを掴むため?ではないでしょうか。「歴史がどういう流れで現在に至るのか」を知ってもらいたいというのが狙いなのです。実際、入試は記号問題で並び替えのほうが多いのです。どちらにしても、年号が問われていない以上、問われている事と勉強法がズレています。そして、そのズレは、過去問を分析し、傾向を掴まなければ分かりません。

歴史の流れを掴むためには「学習マンガ」がとても有効的です。楽しんで読むことが出来ますし、マンガには絵がありますのでイメージ化しやすいのです。イメージ化することは文字ばかりで覚えるよりも遥かに記憶に残しやすくなります。マンガ学習法は東大・ハーバードダブル合格の本山 勝寛さんや多くの秀才達が薦めている方法なので是非、取り入れるべきです。また、短期間で歴史の流れを掴むためには、カードの並び替えゲームがとても有効的です。当塾では、生徒達同士でとても楽しそうにやっています。もし、記憶術で歴史の流れを覚えてしまうなら、ゴロ合わせではなくストーリー法ジャーニー法を使うほうがより自然で優れています。(詳しい内容は記憶術の本を参照してください。)

当然、社会だけではありません。例えば、英語の入試傾向として、「難しい文献を調べる」ことを重点を置いていたのに対し、最近では「外国人とのコミュニケーションを取ったり、ネットで知りたい事を調べることができる」ことに重点を置いています。これらはスペルを必要としません。入試では毎年、「対話文」「会話文」「長文読解」や「リスニング」が出ます。そして、そのほとんどが記号で選んだり、日本語で答える問題ばかりなのです。

外国人でもスペルが書けない人がいます。それは日本人が漢字を書けない人がいるのと同じ理由です。しかし、コミュニケーション能力やインターネットで何かを調べるのにはほぼ問題はありません。そればかりか、勉強ばかりしていて頭が固い人のほうがコミュニケーションが苦手で、むしろ、勉強をあまりしていなくて漢字が書けない人のほうがコミュニケーションを得意としている場合も多いのです。(その分いろいろと遊んでいますもんね。)

単語帳を使って単語ばかり覚えていませんか?問われている事と勉強法がズレています。それに優先順位が違います。スペルは最後で構いません。心配しないでください。3年間、本気で勉強をすればスペルもそれなりに勝手に覚えています。最後に覚えていない単語だけを集中的に覚えれば完成です。また、残りがスペルだけで入試に挑める状態であれば、とても気持ちが楽になります。自分でも出来ますし、暗記物は最後に残すのが記憶の性質の面から見ても有利ですね。

過去問の分析は受験にとって最も重要な事の一つです。過去問はゴールです。ゴールの場所も分からず、ただ闇雲に走ってはいけません。努力の無駄遣いです。入試の基本はまず、過去問を調べる事。問題が解けようと解けなかろうとどんな問題が出され、どういう答えが求められているのかを予め知っておく事。そして、ゴールが明確になったら、出来るだけ最短ルートで駆け抜けましょう。

今度、過去問を開いてみてください。きっと、出ないところばかり勉強していますから。

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