倍速化の秘密。倍速化の教材を作れ!
[2016年6月12日 12時30分]
劣等生が優等生と同じスピードで勉強をしたのでは、追いつく事は100%出来ません。追いつくためにはとことん効率化を図らなくてはいけません。倍速化の最も重要な武器は教材です。特別な教材を用意する必要はありませんが、前に述べたように、基礎問題があり過ぎたり、応用問題ばかりだと効率が一気に悪くなるので注意しなければなりません。教材選びはかなり重要です。基礎が少しで、標準問題と受験レベルが多いのがベストです。
そして、何よりも重要なのが教材を出来るだけ少なくする事です。また、分厚すぎるのも良くありません。次に過去問を分析し、傾向を見つける事で、さらに絞り込みます。そして、集中すべき問題を定め何度も何度も同じ問題を繰り返します。1回目を解くとき、2回目を解くとき、5回目を解くときスピードはどんどん速くなっていきます。10回を超えるようになると、最初の慣れていない時よりも10倍速くらいになる場合があります。プリント学習よりも教材がいいのは、生徒が同じ問題だという事を意識することが容易だからです。付箋を貼り、大事な問題にチェックをしていて、教材に折れ目が強く入っていれば、何回も問題を解いていると誰が見ても分かるでしょう。つまり、そこが重要なポイントなのです。
このテクニックは勉強法の本で最も重複している部分です。つまり、勉強が出来る人が使う常套手段なのです。もし仮に、1冊を解き終えて、もう1冊別の教材を買うと、また、無駄に文章を読まなければなりません。重複もたくさんあります。同じ種類の問題でも、問われ方が違うと無駄に時間がかかってしまいます。2冊以上本を使う場合には標準問題が多い教材をベースにし、他の教材は辞書的に使うことが最も良い使い方です。重要なところや苦手なところにチェックがあり、今までに何度何度も解いた倍速で解ける教材を持っている人と持っていない人、どちらが受験に有利かは明白ですよね。
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