田川市の学習塾。超効率的勉強法を追求する岳伸塾

暗記術の極意④ 五感を断ち、目を瞑れ。

ここでは、五感について考えてもらいたいと思います。

五感とはすなわちインプットです。インプットはアウトプットを阻害するのでしたね。インプットをしながらアウトプットは出来ないのです。

では、すべてのインプットを断ち、アウトプットに全ての力を集中すればいいのではないか・・・。

これが岳伸流暗記術の極意。「五感を断ち、目を瞑れ」と言うわけです。

これは「消える化」の究極ともいえます。実際にこれをやってほしいというよりも、「インプットを出来るだけ減らし、アウトプットを可能な限り増やしなさい」「記憶するときは集中しなさい」という意味を込めた教えなのです。意識がある限り、自分の意志で五感を断つ事は不可能ですからね。

この言葉が生まれたのは、世界記憶力選手権チャンピオンのドミニク・オブライエンの著書のある記述を読んだからなのです。選手権の最高に集中し記憶力を研ぎ澄ませなければならない場面でトップ選手数人がとった行動が印象的でした。

「記憶に自信がなかった私が世界記憶力選手権で8回優勝した最強のテクニック」(著:ドミニク・オブライエン、訳:梶浦真美)より以下抜粋。

”選手権ではまず憶えるための時間が与えられ、その後に想起の時間が与えられる。たいていの参加者は、想起の合図を聞くとすぐに、全速で書き出し始める。憶えたことが頭から消えていくのが不安なのだろう。でも私を含め2、3人の参加者だけは、この貴重な時間を静かに座ったまま最後の復習にあてていた。”

以下、【コラム:ドイツ記憶力選手権にて】より

1998年のドイツの記憶力選手権では、さまざまな種目で、想起の合図のベルが鳴るや否や、参加者達のほとんどが覚えたことを書き出す光景が見られた。しかし、その中で1人、目を閉じたままの挑戦者がいた。私は彼に注目した。どんな種目でも、彼は明らかに最後の復習を行っていた。そのとき、私はこの男を怖いと思った。この男は復習の戦略を知っている。世界選手権ではおそらく私のライバルになる。彼の名はグンター・カールステン。彼はドイツの選手権で8回優勝しただけではなく、2007年には世界チャンピオンの座についた。

想起の時間とは、受験でテストが開始され紙に書き出してもいい時間だと考えてください。この大切な時間を使ってまで、目を瞑り、アウトプットをして復習をしているのです。頭の中だけでジャーニー法を使い記憶の旅に全ての神経を注いでいるのです。

私は脳科学者がテレビや書籍で、「五感をフルに使って勉強をすれば、より記憶を強くすることができる」といっているのを何度も目にしました。勉強法を学ぶ前はそれが絶対の真実であるかのように信じていたのです。しかし、多くの書籍を学び、それらの情報を元に塾に取り入れて実践していくうちに、あることに気付いたのです。

「これはある意味で嘘であり、本当のことでもあるのです。」「五感を勉強法に取り入れるためには記憶術の知識が必要不可欠で、ほとんどの人達は学習に間違った五感の利用を行い、学習の効率化を著しく損ねているのです。」

私が教えていた生徒の中にこういう子がいました。

「音楽を聴きながら勉強したら、記憶力がアップする」といって、勉強中は音楽を聴く習慣をつけていた生徒。

「五感をフル活用したほうが記憶が定着しやすい」といって、理科や社会の教科書をゆっくり読み上げている生徒。

また、書籍の中には「体を動かしながらのほうが、記憶が定着しやすい」「歩き回りながら、本を読んだほうがよい」などと言った事まで書かれています。

これらは、記憶に対する「関連付け」を理解していないから、五感の利用の勘違いをしている例なのです。音楽が勉強している内容と関連しているものなら効果はありますが、普段から聞いていれば、情報同士が「関連付け」される事はほとんどありえません。また、社会や理科などは教科書の読み方と言うものがあります。ゆっくり声を出して読んでいては、読書スピードが落ちてしまい、理解に時間がかかってしまいます。歩き回りながらと言うのは、記憶とは関係ありません。あなたには歩いているときに記憶がアップしている自覚は無いと思います。歩いているときの記憶がどんどん蓄積されていけば、逆に不具合が生じてきます。じっとして勉強するのに疲れたら、たまには体を動かしながら勉強をしてもいいのでしょうけど、記憶力上げるために積極的に行うべきではありません。五感は必ずしも、脳が重要な情報だと認識させるために必要な方法ではないのです。

それから、このような行為を学習塾や学校ですると、うるさくて騒がしくて、集中できない子どもも出てきてしまいます。はっきり言いますが、これらの勉強法は効率的ではありませんし、なにより普段の学習に向いていません

これらの経験からも分かるように、今はまだ、記憶術の知識には触れていませんので、「インプット(五感)はアウトプットの阻害する」とだけ覚えて、五感の利用はしないでください。(五感は感情を引き出し強力な関連付けを行うことができます。これは記憶術で後述します。)大丈夫です。今までに習った、岳伸流暗記術で、高速回転を行えばある程度のものは素早く覚えることが出来ます。

記憶力選手権のトップ選手の何人かは、目を閉じ静かに復習を行います。彼らは五感をフルに活用しています。ただし、彼らがやっていることは五感のインプットではなく、アウトプットなのです。しかも、それらの五感の情報は全て関連性のあるもので構成されていて、バーチャルリアリティの世界を構成するのに利用しています。アウトプットに全神経を注ぎ、目を閉じ、集中し、精神を研ぎ澄ました姿を思い浮かべてください。これが記憶を極めた学習者の真の姿なのです。

何かを覚えようとするときこそ、

五感を断ち、目を瞑れ!

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